~AIを使うと、人生のスピード感が合わなくなる瞬間が来る。~
AIを使い始めて、
しばらく経った頃から、
妙な違和感を覚えるようになった。
周りが、遅い。
いや、正確に言うと――
世界のスピードが、合わなくなった。
■ 作業速度のギャップが生む、最初の違和感
最初に変わるのは、作業のスピードだ。
・文章を作る
・構成を考える
・アイデアをまとめる
・試作品を出す
これらが、
一気に“短時間”で終わるようになる。
すると、
こう感じる瞬間が来る。
「え、まだそこ?」
「それ、もう一回試せばよくない?」
「今それで悩む必要ある?」
この感覚、
口には出さないけど、
確実に心の中で芽生える。
■ 会話・仕事・判断が、遅く感じ始める
作業だけじゃない。
会話も、仕事も、判断も、
全部が少しずつ遅く感じ始める。
・結論までが長い
・確認が多すぎる
・決断が先延ばしになる
・完璧を待って止まる
AIを使う前は、
これが“普通”だった。
でも今は違う。
「とりあえずやってみる」
「試してから決める」
この感覚が身体に染みついている。
だから、
慎重すぎる流れに、
無意識にストレスを感じる。
■ 元の世界に、戻れなくなる感覚
一番不思議なのはここだ。
AIを使う前の自分に、
もう完全には戻れない。
・時間をかけて悩む
・一人で全部やろうとする
・完璧を待って止まる
これが、
無理になる。
「もっと早くできるのに」
「それ、AIに投げればよくない?」
この思考が、
勝手に出てくる。
便利になったというより、
時間感覚がアップデートされた感覚に近い。
■ スピード感の違いが、人間関係を変える
ここからが、少しシビアな話だ。
スピード感が変わると、
人間関係にも影響が出てくる。
・話が噛み合わない
・温度差を感じる
・進みたい方向がズレる
無理に合わせようとすると、
自分のスピードが落ちる。
かといって、
相手を否定したいわけでもない。
この“間”が、
一番しんどい。
でも、これは避けられない。
成長とは、
スピードが変わることだからだ。
■ AIは、人生の“時間軸”を変える
AIの本当の影響は、
スキルでも成果でもない。
人生の時間軸を変えることだ。
・1日で出来ることが増える
・1週間の密度が変わる
・1年の進み方が変わる
すると、
同じ1年を生きているはずなのに、
見ている景色が変わる。
このズレが、
「合わなくなる」という感覚を生む。
■ 合わなくなるのは、悪いことじゃない
ここを誤解しないでほしい。
合わなくなる=孤立、ではない。
合わなくなる=傲慢、でもない。
合わなくなるのは、
成長している証拠だ。
進むスピードが変われば、
感じ方が変わるのは当たり前。
むしろ、
ずっと何も変わらない方が、
よほど危険だ。
■ それでも、進むしかない
AIを使うと、
人生は楽になる。
でも同時に、
元のペースに甘えられなくなる。
これは、
選ばれた人間だけが感じる違和感だ。
使っていない人には、
そもそも見えない世界。
だから、
この違和感を感じ始めたなら、
それはもう“次の段階”に入っている。
■ 結論:ズレを感じたら、正解だ
もし今、
・周りが遅く感じる
・話が合わなくなってきた
・もっと進みたいと感じている
そう思っているなら、
それは間違いじゃない。
人生のスピード感が、
一段上がっただけだ。
AIは、
世界を変える道具じゃない。
自分の時間軸を変える道具だ。
■ 今日、受け入れるべきこと
最後に一つだけ。
合わなくなることを、
怖がらなくていい。
ズレることを、
悪だと思わなくていい。
それは、
前に進んでいる証拠だからだ。
AIを使い続けろ。
自分のスピードを信じろ。
人生の進み方が変わったなら、
もう戻らなくていい。

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