~「安定を」選んだ結果、人生が壊れていく。~
安定が欲しい。
これは誰だって思うことだ。
できれば今の生活がずっと続いてほしいし、
できれば急に何かが変わったりしないでほしい。
だから人は“安定”を求める。
親は安定した会社に入れと言い、
学校は安定した成績を取れと言い、
会社は安定した働きを求める。
だけど、
安定という言葉ほど、
人を静かに縛りつけるものはない。
「この会社にいれば大丈夫」
「この給料があれば大丈夫」
「家を買えば、大丈夫」
「ローンが通ったから、大丈夫」
安定を選んだ人ほど、
気付けば“守らなきゃいけないもの”が増えていく。
でも皮肉なことに、
守るものが増えるほど、
人は自分を守れなくなる。
もっと挑戦したかったことがあった。
本当は会社を辞めたかった。
本当はもっと違うことを学びたかった。
本当は、もっと家族との時間を作りたかった。
でも、もうできない。
家のローンがあるから、
子どもの教育費がかかるから、
周りの目があるから。
安定を選んだつもりが、
人生の選択肢を1つずつ失っていく。
「安定」という言葉を信じた人は、
いつの間にか、“変われない人”になる。
ここで、
“静かなる崩壊”が始まる。
気付けば、給料はほとんど増えない。
物価は上がり続ける。
貯金は減る。
心はすり減る。
でも、動けない。
動こうとすると、全部が崩れる気がして怖い。
結果、
本当に崩れるのは、自分自身だ。
昔は挑戦するのが怖かっただけなのに、
今は挑戦“できない体”になっている。
「安定してるから大丈夫だ」と思っていたのに、
いざ何かが崩れた瞬間、
何一つ守れるものがないと知る。
会社が潰れたら?
収入が減ったら?
病気になったら?
その時に、“安定”は何も助けてくれない。
だから本当の安定ってのは、
“今ある環境を守ること”じゃない。
本当の安定は、
「自分で何とかできる力」を持つことだ。
副業でも、スキルでも、人脈でもいい。
何があっても「自分なら何とかできる」
そう思える力こそが、
この時代に生き残る唯一の安定だ。
だからもし、
今「このままじゃヤバい」と少しでも思ったなら、
小さくてもいい、動いてみてほしい。
たとえ会社がなくなっても、
たとえ今の肩書きが消えても、
自分の力でお金を生み出せる人は、何も怖くない。
安定を選ぶ人ほど、
何も変わらない自分を正当化する。
だから人生は、音もなく崩れていく。
でも本当に怖いのは、
崩れたことにすら気付かずに歳を重ねることだ。
守ってるつもりが、
何一つ守れていないかもしれない。
もし本気で“安定”が欲しいなら――
それは会社でもローンでも肩書きでもない。
自分の力を武器に変えることだ。
それだけが、
“崩れない人生”を作る、唯一の選択肢だ。
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