「逃げ道」を残したヤツは、最後まで走り切れない

「とりあえずダメなら戻ればいいや。」

「無理そうなら、また前の道に戻ればいい。」

何か新しいことを始めようとしたとき、

誰もが一度は、心の中でこうつぶやく。

副業を始めるときもそうだ。

「本業があるし、もしダメでも生活は何とかなる。」

転職を考えたときもそうだ。

「嫌になったらまた元の会社に戻ればいい。」

何かに挑戦するとき、

「失敗したら戻れる場所」を持っていると、

人は不思議と安心する。

でも、その安心こそが――

自分を追い込むどころか、

自分を止める“最大の罠”になる。

逃げ道を残している人間は、どこかで“限界”を作る。

ちょっとつらくなると、こう考える。

「無理して続けなくてもいいよな」

「頑張っても結果が出ないし、仕方ないか」

「戻れる場所があるんだから、まあいいか」

結局、逃げ道があるうちは本気になれない。

面白いのは、逃げ道を残している人ほど、

自分では「頑張ってるつもり」だってことだ。

だけど“頑張ってるつもり”のままじゃ何も変わらない。

自分を甘やかす理由を1つでも持った瞬間に、

人は簡単に止まれる。

じゃあ、本当に変わるヤツは何が違うのか。

本当に結果を出すヤツは、最初から逃げ道を切る。

「絶対にここでやり切る。」

「後がない。」

「失敗したら終わり。」

追い込まれた人間は、誰よりも強い。

だから、結果を出す人のほとんどは、

自分を逃がさない仕組みを持っている。

大金を払ってでも学ぶ。

人に宣言して後戻りできなくする。

期限を決めて自分を追い込む。

逆に、何年経っても結果が出ない人は、

「失敗しても大丈夫」という道を心のどこかに残している。

「とりあえずやってみるけど、ダメなら…」

その“とりあえず”が、すべてを台無しにする。

覚えておいてほしい。

本気で走り切れるのは、

逃げ場を捨てたヤツだけだ。

途中でやめられる選択肢がある限り、

人はどこかでブレーキを踏む。

「本業があるから副業は適当でいい」

「実家に戻ればお金に困らない」

「いつでも会社に戻れる」

そうやって“保険”を持ち続けた人の末路は、

結局何も変わらない日々だ。

だからもし、今の自分を変えたいと思うなら――

先に逃げ道を塞いでしまえばいい。

小さくてもいい。

SNSで宣言するだけでもいい。

「辞めたらダサい」と自分に言い聞かせるだけでもいい。

その一歩が、自分の心に“後戻り禁止”の看板を立てる。

夢を追いかけてるフリをしてる人はたくさんいる。

でも最後まで走り切れるのは、

「退路を断った人間」だけだ。

だから今、もし何かを始めようとしてるなら、

自分に聞いてみてほしい。

「その挑戦、本当に逃げ道はないか？」