備蓄米は尽きるけど、スキルは尽きない。
「お米が安くなったって?」
その言葉を聞いて、一瞬「ラッキー!」って思った自分がいた。
いや、実際、嬉しいよ。
毎日食べるものだし、家計が助かるのは間違いない。
でもさ——
“それ、本当に喜んでて大丈夫か?”
って、自分に問いかけたくなった。
今年、政府が “備蓄米” を放出したんだ。
物価高に苦しむ国民の生活を少しでも支えるために——
ってのが表向きの理由だ。
その結果、スーパーのお米が一時的に安くなった。
普段より数百円安く買えて、「よっしゃ!」って思った人も多いだろう。
けどな。
これは “値下げ” じゃない。
“放出” だ。
一時的に倉庫から出しただけ。
来月も、来年もこの値段が続く保証なんて、どこにもない。
もっと言えば、
そもそも「安くなった!」って思えるくらい、
普段の価格がもう高すぎるんだよ。
最近、感じないか?
・卵の値段が2年前の1.5倍になってる
・ガソリンは1Lあたり170円超えが当たり前
・電気代の明細見るのが怖くなってきた
そんな “じわじわとした痛み” に慣れてきて、
一瞬の “値下げ” に対して、「ありがたや~」って拍手してる。
でも、それってゆでガエルなんだよ。
気づいてほしい。
お米が安くなったことを喜んでる暇があったら、
“自分の収入がこの2年で変わってないこと” に危機感を持つべきなんだ。
だってさ、
物価は年々上がってる。
でも給料は…上がったか?
昇給しても、数千円じゃなかったか?
むしろ、
“お米が安くなってホッとしてる自分” が、
収入が増えてない証拠なんだ。
現実は、変わらない。
政府の支援も、企業の補助金も、物価の調整も——
全部、“一時的” なものばかり。
これからまたお米は上がるし、
電気代だって、ガソリン代だって、じわじわ戻ってくる。
何なら、今後はもっと大きな波がくるかもしれない。
でも、変えられることが1つだけある。
それは「自分の稼ぐ力」だ。
副業でも、スキルでも、情報発信でもいい。
「自分で稼げる仕組み」を持つってことは、
“物価の上昇にビビらなくていい生き方” を手に入れるってことなんだ。
お米が500円になろうが、
卵が300円になろうが、
「そうなんだ」で済ませられる自分を作る。
それが、本当の“安心”じゃないか?
短期的に “安くなること” を喜ぶより、
長期的に “自分を高くする” 努力をしようぜ。
誰かに支えてもらうのを待つんじゃなくて、
自分で、自分の足場を作っていこうぜ。
備蓄米はいつか尽きる。
でも、自分の中に備わったスキルは、尽きることはない。
今、やるべきことは——
「得した気分」に浸ることじゃない。
「本当にヤバいのは、自分の収入が増えてないこと」だって、
ちゃんと直視すること。
目を背けずに、準備を始めよう。
“次の値上げ” が来る前に。
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