~欲しかったのに、もう買えない。~
数日前のこと。
ZOZOTOWNで、久しぶりに服を物色してた。
最近はあんまり服とかアクセサリーに興味がなかったんだけど、
ふと「なんか夏っぽいTシャツでも買おうかな」って気分になって、
色んなブランドのページを片っ端から見て回った。
そして出会ったんだ。
白地に花柄が入った、ちょっと大人っぽいTシャツ。
「お、これいいじゃん」って思って、すぐにカートに入れた。
でも…そのまま買わなかった。
「もう少し他のも見てから決めよう」って思って、そのまま放置してたんだ。
そして今日。
そのTシャツは…売り切れてた。
画面に表示された「SOLD OUT」の文字を見て、
一瞬でテンションが落ちた。
「あー…やっちまったな」って、心の中で小さく呟いた。
別に超高級ブランドってわけじゃないし、手が出ない値段でもなかった。
ただ、“今じゃなくてもいいか”って気持ちが、あの一枚を手放すことになった。
ここで俺、思ったんだ。
「買えるうちに、買っておくべきだった」って。
たかがTシャツ。されどTシャツ。
でもこの感覚って、実はもっと色んな場面で当てはまるんじゃないかって。
行けるうちに、行っておかないと
やれるうちに、やっておかないと
言えるうちに、伝えておかないと
…あとで、絶対に後悔する。
俺自身、10代20代は洋服やアクセにハマってて、
給料のほとんどをファッションに突っ込んでた時期もあった。
でも30代に入ってからは、興味が少しずつ薄れて、
気づけばユニクロやGUで十分満足できるようになってた。
でもね、
あの「久しぶりに服を探してワクワクしてた感覚」って、
ちょっと懐かしくて…それがまた、売り切れによって一気に現実に引き戻された感じだった。
これって、SNS発信とかビジネスも同じでさ。
「そのうちやろう」
「タイミングが来たら始めよう」
「もっと準備ができたら…」
そんなことを言ってるうちに、
気づけば“カートの中のチャンス”が、全部売り切れてる。
今なら、スマホひとつでYouTubeも、Xも、ブログもできる。
でも10年後、同じように行動できるかって言われたら、正直わからない。
体力だって、気力だって、
時間だって、情熱だって、永遠じゃない。
“できるうちにやっておく”って、
実は一番リアルなリスクヘッジなんだと思う。
そして、「やっておけばよかった」と後悔するくらいなら、
「やってみて、違った」と笑える方がずっといい。
たった1枚のTシャツが、それを思い出させてくれた。
もう買えないけど、気づけたから、まぁ悪くないか。
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